「神戸六甲道カイロプラクティック」で痛み・しびれ・不調を根本改善
「先生、今日なんか体が辛いです。雨だからですかね……?」
「今日は一段としんどい気がするんですけど、私の気のせいですかね……?」
雨の日や湿度の高い日になると、治療院では決まってこのような言葉を立て続けに耳にします。
ハッキリと言いますが、気のせいではありません。
東洋医学には「湿邪(しつじゃ)」という言葉があります。雨がちだったり、湿度が高かったりすると体が辛くなるということは、実は何千年も前の教科書からすでに明記されている「体の事実」なのです。
では、その「湿邪」とは一体なんなのか、そして雨の日に体の中で何が起こっているのか、分かりやすく詳しく見ていきましょう。

原因は、体に溜まる「湿邪(しつじゃ)」

東洋医学では、自然界の余分な湿気のことを「湿邪(湿気の邪気)」と呼びます。
雨が降って外の湿度が高くなると、体の中の水分がうまく外に排泄できなくなり、余分な水分が体の中に溜まってしまいます。イメージするなら「水をたっぷり吸った重いスポンジ」です。
この湿気が体の中で悪さをすることで、具体的に以下のようなトラブルが引き起こされます。

① 胃腸(脾)がやられ、筋肉のトーンがおかしくなって痛む

東洋医学では「脾(胃腸)は肌肉(筋肉の肉肉しい部分)を司る」と考えます。
湿気が多くなると、まず胃腸の働きがガタ落ちします。胃腸が水分に負けてしまうと、ダイレクトに全身の筋肉へ悪影響が及び、筋肉の緊張バランス(トーン)がおかしくなってしまいます。
実際に雨の日に患者さんの体を触診してみると、独特のつっぱり感や硬さが出ているのがよく分かります。この筋肉の異常な緊張が、全身の重だるさや痛みの原因です。

② 気圧で脳脊髄液が持ち上げられ、首の後ろが張る・頭痛がする

雨の日は天気が「低気圧」になります。外からの空気の圧力が下がると、頭から背骨へと流れている「脳脊髄液」の圧力が変化し、わずかに上に持ち上げられるような状態になります。
これによって脳や神経が内側から圧迫されるため、雨の日に「首の後ろがガチガチに張る」「ズキズキとした頭痛がする」という症状がダイレクトに引き起こされます。

③ 関節内の水分が多くなり、ぎこちなさや痛みが出る

関節の中は、もともとスムーズに動くように少量の関節液(水分)で満たされています。
しかし、高湿度で体の水分代謝が落ちると、関節の中に余分な水分が溜まってタプタプになってしまいます。これにより、関節が内側から圧迫されて動きのぎこちなさ(引っかかり感)が出たり、昔ケガした古傷がズキズキと痛んだりするのです。

④ 【ほかにもある湿邪の仕業】頭重感と下半身のむくみ

湿邪には「重濁(じゅうだく)」といって、重くドロドロして下に溜まりやすい性質があります。
そのため、雨の日は「頭を重い袋で締め付けられているような頭重感」に襲われたり、水分が下半身に落ちることで「足がパンパンにむくんで、鉛のように重くなる」といった症状も非常に出やすくなります。

古来から伝わる、湿邪への対抗策は「疎泄(そせつ)」

このように体に溜まって悪さをする湿邪に対して、東洋医学では古来から「疎泄(そせつ)」、つまり「滞りなくスムーズに流すこと」が必要不可欠であると言われています。
体の中に水が溜まって腐ってしまう前に、しっかりと巡らせて外へ追い出す。具体的には、日々の生活で以下のようなアプローチを意識することが大切です。
  • 胃腸に負担をかけない食べ物を選ぶ
    水分代謝の要である胃腸をこれ以上弱らせないために、冷たいコーラや生ものは避け、温かいスープや、体内の余分な水を出す食材(小豆、ハトムギ、冬瓜など)を意識して摂りましょう。
  • じわっと汗をかいて流す
    外に出せなくなっている水分を、軽いストレッチや入浴で「じわっと汗をかく」ことで強制的に外へ排泄してあげます。これが最も手軽で効果的な「疎泄」になり、筋肉のつっぱりや関節の重さがフッと楽になります。

※本記事に掲載されている内容は一般的な健康情報の提供を目的としており、特定の症状に対する診断や治療を保証するものではありません。症状が続く場合や激しい痛みがある場合は、速やかに専門の医療機関を受診してください。


 
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